入浴事故防止と質向上のためのサウナの新ルーティン

ととのう2.0

「ととのう2.0」で安全なサウナ浴を広めよう

協会はサウナ施設での事故予防に取り組み、『サウナの安全管理ガイドブック』を発行し一層の配慮を行っています。
サウナ施設での事故の多くは、温度変化や発汗をきっかけとした“立ちくらみ”による転倒、体調不良によるもので、事故予防にはサウナ前の水分補給が効果的です。
そこで、サウナ愛好家に広く浸透している「サウナ室→水風呂→休憩」で「ととのう」というルーティンに水分補給を加え、「水分補給→サウナ室→水風呂→休憩」を1セットとした新ルーティンに進化させ、「ととのう2.0」として提唱しています。

サウナ前の水分補給で76%が「さらに深くととのう」

サウナ愛好家を対象にした調査(※1)によると、サウナ室に入る前に水分補給をした人の76%が、「普段よりもさらに深くととのう」と回答。
その76%の人に「サウナ室に入る前の水分補給によって得られる体験」を聞いたところ、50%の人が「より多く汗をかくことができる」、43%の人が「より身体に負担なくサウナを過ごすことができる」、41%の人が「よりサラサラの汗をかくことができる」と回答している。

※1 日本サウナ・スパ協会 「ととのう」と水分補給の実態調査2025年
(調査方法:インターネット調査、対象:20~60代男女1,800人)

200ml程度のこまめな水分補給で「水分の入れ替え」を

人が一度の水分補給で吸収できる量は200ml程度と言われており、一回のサウナ浴で出る汗の量は約300~600ml。よって、サウナに入る前と、サウナから出た後にも、200ml程度を基準としたこまめな水分補給を行います。トータルとして発汗量を上回る水分量を摂取することが大切です。
サウナ愛好家は、「サウナに入る前にも水分補給を行い、汗として出し、新しい水分を入れ、再び汗として出す、という“水分の入れ替え”を繰り返すことで体内の水分もリフレッシュされ、サウナの質が上がると感じる」と言います。

「ととのう2.0」とは

サウナ「前」の水分補給で、さらに深く“ととのう”と感じたことがあるか

さらに深く“ととのう”と感じられた理由

入浴事故防止と質向上のためのサウナの新ルーティン

ととのう2.0

「ととのう2.0」で安全なサウナ浴を広めよう

協会はサウナ施設での事故予防に取り組み、『サウナの安全管理ガイドブック』を発行し一層の配慮を行っています。
サウナ施設での事故の多くは、温度変化や発汗をきっかけとした“立ちくらみ”による転倒、体調不良によるもので、事故予防にはサウナ前の水分補給が効果的です。
そこで、サウナ愛好家に広く浸透している「サウナ室→水風呂→休憩」で「ととのう」というルーティンに水分補給を加え、「水分補給→サウナ室→水風呂→休憩」を1セットとした新ルーティンに進化させ、「ととのう2.0」として提唱しています。

「ととのう2.0」とは

サウナ前の水分補給で76%が「さらに深くととのう」

サウナ愛好家を対象にした調査(※1)によると、サウナ室に入る前に水分補給をした人の76%が、「普段よりもさらに深くととのう」と回答。
その76%の人に「サウナ室に入る前の水分補給によって得られる体験」を聞いたところ、50%の人が「より多く汗をかくことができる」、43%の人が「より身体に負担なくサウナを過ごすことができる」、41%の人が「よりサラサラの汗をかくことができる」と回答している。

※1 日本サウナ・スパ協会 「ととのう」と水分補給の実態調査2025年
(調査方法:インターネット調査、対象:20~60代男女1,800人)

サウナ「前」の水分補給で、さらに深く“ととのう”と感じたことがあるか

200ml程度のこまめな水分補給で「水分の入れ替え」を

人が一度の水分補給で吸収できる量は200ml程度と言われており、一回のサウナ浴で出る汗の量は約300~600ml。よって、サウナに入る前と、サウナから出た後にも、200ml程度を基準としたこまめな水分補給を行います。トータルとして発汗量を上回る水分量を摂取することが大切です。
サウナ愛好家は、「サウナに入る前にも水分補給を行い、汗として出し、新しい水分を入れ、再び汗として出す、という“水分の入れ替え”を繰り返すことで体内の水分もリフレッシュされ、サウナの質が上がると感じる」と言います。

さらに深く“ととのう”と感じられた理由

サウナ施設スタッフに向けて

救急対応の特徴と初動の重要性

救急事案を未然に防ぐための「ととのう2.0」の提唱ですが、救急対策に万全を期していても、それでも事故は起こるものです。その時に何ができるか、被害を最低限に抑えること、それが大事です。救急時は急がないといけないと思われがちですが、急ぐ必要はありません。冷静に正しい行動が取れるよう、日頃から知識を身につけてください。

サウナ施設での救急事案の特徴は以下の3つです。

  1. 傷病者を移動させなければならない
  2. 傷病者は裸である
  3. 他のお客様がいる

これらのため、一般的な場所での事故よりもはるかに多くの人手が必要です。だからこそ、いざという時にスタッフ全員が同じ意識で動けるよう、施設内の全員が『サウナの安全管理ガイドブック』を読んでおく必要があります。どこに運ぶか、女性コーナーに男性が入る時の声がけなど、さまざまなシナリオトレーニングをしてください。
また、救急対応に関する記録を残すことも非常に重要です。救急対応の知識はスタッフのスキルです。正しい行動によって守ることができるのは、組織だけでなくスタッフ自身なのです。

──国際医療福祉大学 名誉教授 前田眞治

(新刊)『サウナの安全管理ガイドブック』

発行: 公益社団法人日本サウナ・スパ協会
B5判
96ページ
※サウナ・スパ プロフェッショナル(管理士)申し込み時に注文できます。

本書『サウナの安全管理ガイドブック』は、サウナの安全性を確保し、利用者が安心してサウナを利用できるようにするための、救急救命等の包括的な知識と実践的内容のガイドラインとなっています。